カンヌ映画祭でパルムドール受賞!是枝監督の【万引き家族】ストーリーや出演者は?
2018/07/18
速報!!
第71回カンヌ映画祭授賞式が
日本時間の5月20日未明、
メーン会場の劇場ルミエールで行われ、
是枝裕和監督の最新作『万引き家族』が
パルムドールを受賞しました。
日本映画では、
1997年(平9)今村昌平監督の
「うなぎ」以来、21年ぶりの快挙となります。
是枝監督は「さすがに足が震えます」と
第一声で感激のコメントを発しました。
『万引き家族』カンヌ映画祭でパルムドールを受賞 – 是枝裕和監督にインタビュー https://t.co/20FThFl033 pic.twitter.com/DPhorKzhmY
— Fashion Press (@fashionpressnet) 2018年5月19日
パルムドール受賞、
是枝裕和監督の長編14作目
『万引き家族』は
2018年6月8日(金)に全国で
公開されます。
家族を描き続けてきた名匠が、
「家族を超えた絆」を描く
衝撃の感動作です。
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万引き家族あらすじについて
さまざまな「家族のかたち」を
描き続けてきた是枝監督が、
この10年間考え続けてきたことを
全部込めたと語る渾身作。
東京の下町に質素に暮らす、
一見どこにでもいそうな
平凡で貧しいありふれた家族。
しかし、彼らは生計を立てるため、
家族ぐるみで犯罪を重ねていました・・・
高層マンションの谷間に
ポツンと取り残された
今にも壊れそうな平屋に、
転がり込んで暮らしているのは、
治と信代の夫婦、息子の祥太、
そして信代の妹の亜紀の4人。
彼らの生活を支えているのは
この家の持ち主である初枝の年金。
そして足りない生活費は、
万引きで稼いでいた・・・
社会の底辺で暮らすような家族、
なのに、いつも笑いが絶ない暮らし。
冬のある日、近隣の団地の廊下で
震えていた幼い女の子を、
見かねた治が家に連れ帰り、
体中傷だらけの彼女を、
信代は娘として育てることに。
しかし、ある事件をきっかけに
家族はバラバラに引き裂かれ、
それぞれが抱える秘密と
切なる願いが次々と明らかに
なっていきます。
是枝監督は、
「血のつながりについて、
社会について、正しさについて、
10年間考え続けてきたこと」の
すべてを込めたと語られています。
キャストについて
息子と協力して万引きを重ねる
日雇い仕事の父 治役には
リリーフランキー。
是枝監督作品には「そして父になる」で
庶民的な父親を好演して以降、
「海街diary」「海よりもまだ深く」
と出演が続いています。
その妻 信代を安藤サクラ、
彼女の妹 亜紀を松岡茉優、
共に是枝監督作品には
初参加となります。
治の息子 祥太役の城桧吏や
治が家に連れ帰る少女 じゅり役の
佐々木みゆについては
オーディションで選ばれました。
是枝監督は城について、
「座った瞬間にほぼこの子でいこう
とピンときました。
いつまでも見ていられると思いました」
佐々木については、
「家族と離れて部屋の隅で
ポテトチップスをつまむ
オーディションでの食べ方がよかった」
とそれぞれの選出理由を明かしました。
そして家族の「定収入」として
年金を当てにされる祖母 初枝を、
是枝作品の「家族」には
欠かせない存在である
樹木希林が演じます。
是枝監督は樹木に対しても、
「髪を伸ばしたままが
いいんじゃないかとか
入れ歯を外してみたいと、
衣装合わせのときに提案していただいて」
と、演出意図をくみ取ってくれた
役作りに感心したとコメントしました。
さらに、池松壮亮、高良健吾、池脇千鶴、
柄本明、緒方直人、森口瑤子ら
実力派俳優たちが集結して
作品を盛り上げます。
■映画『万引き家族』
公開日:2018年6月8日(金)全国ロードショー
監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣(ビクターエンタテインメント)