ランチョンテクニックを交渉や恋愛に活かすには

      2018/03/25

 

コミュニケーションの
手段として
欠かせないのが飲食です。

 

数々の心理実験でも
その有効性が証明されおり、

 

お互いのコミュニケーションを
深めるために、

一緒に食事をとることは
非常に効果的です。

 

来客に対して
お茶菓子を出すだけでも、
話の弾み方が変わってきます。

 

ビジネスでも食事をしながら
商談をまとめることが多くなり、

 

このように飲食を通じて
好感を高める手法を
『ランチョンテクニック』
と言います。

 

 

ランチョンテクニックの効果と逆効果

 

 

このランチョンテクニックが
有効なのは、

 

美味しいものを食べることが、
『快体験』であるからです。

 

心地よい気分のときは、
不快なときより
素直な態度で話が聞けますし、

おおらかな気持ちで
相手の要求も、
受け入れやすくなります。

 

ちょっと反則ワザですが、
相手が食べ物を
口に入れた瞬間を見計らって、

要件を切り出せば、
とっさにしゃべることができず、
反論を抑える効果もあるのです。

 

快体験と不快体験が
コミュニケーションに
与える影響は、

デートを考えれば
わかりやすいでしょう。

 

映画を観るのも、
ドライブするのも、
すべて快体験を共有するためです。

 

そして誰にでも
比較的簡単に演出できるのが、
飲食によるものなのです。

 

食事が美味しければ美味しいほど、
その場の雰囲気が
楽しければ楽しいほど、

体験の快感度が強くなり、
その体験を
提供してくれた人への、
好感が増すのです。

 

こう考えると、接待で
飲食の席が利用されるのも
納得がいきますよね。

 

しかし、当然ながら
食事がまずかったり、
雰囲気が悪いと
不快体験となり、

まったくの逆効果に
なってしまうので、
注意が必要です。

 

 

ランチョンテクニックを恋愛に活かす



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好意を持った異性と
親しくなりたいと思ったら、

もっとも手っ取り早いのが
共通点を見つけることです。

 

人は共通点があると
それだけ親近感を
持つことになります。

 

ところが、一向に共通点が
見つけられなかった場合、

食べ物の話が
あなたを救ってくれます。

 

食欲は人間の本能でもあるため、
ある意味誰にとっても
それなりに関心があるものです。

 

また、さほど難しい知識を
必要とする話題では
ほとんどないため、

誰でも抵抗なく会話が続けられる
というのもポイントです。

 

それも「好きな食べ物」を
聞くことも
ハードルの高い質問でもなく、

誰でも好きな食べ物の話なら
話しやすいですし、

 

相手の好物が
よほど嫌いなものでない限り、

「私も好きです」と同意を
示すことができるのです。

 

つまり、無理なく共通点を
作ることができ、

「では、ぜひ今度一緒に
食べに行きましょう」と、

 

自然な形で誘いをかけられるのも
食べ物の話題の最大の
メリットでもあるのです。

 

 

ランチョンテクニックで相性を確認する

 

 

「快適な空間」での
「心地よい体験」は、

一緒にいる相手の印象を
よくします。

 

さらに、相性との相性が
分かればもっといいと思いませんか?

 

好意をよせている異性がいて
「この人と親しくなりたい」
と思ったら、

食事のときに
同じメニューを頼むことです。

 

相手と同じように
「美味しい」と思えれば、
二人の距離はグッと縮まるはずです。

 

なぜなら、
人間の五感の中で
視覚や聴覚といったものは、

 

同じものに視線を向ければ
ほとんど同じものが
目に映ったり、
音や声についても
同じことが言えます。

 

他人と同じように
共有することができるのです。

 

ところが、
人によって
受け止め方や感じ方が
まったく異なるのが『味覚』で、

 

同じものを食べても
味の感じ方は人によって
微妙に違い、

それを「美味しい」と
思うか、思わないかは
さらに個人差が
大きくなるところなのです。

 

それだけに二人の人間が
同じものを食べて
同じように感じるかどうかは、

その二人が心から共感
し合えるかどうかと
大きく関わっているのです。

 

同じ料理に「美味しい」と
共感できる人間同士であれば、

他のことでも
共感するチャンスに恵まれる、

つまり、味覚が似ていれば
一緒にいるだけで楽しく、
居心地がいいというわけです。

 

これは異性相手ではなく、
同性の友達や
上司や部下との間でも
通用します。

 

お互いの相性を知って
親しくなるには、

同じものを食べるのが
もっとも近道です。

 

もしも、好意を持った異性と
食事をする機会があれば、

ぜひ、同じ料理を
頼んでみてください。

 

そして同じように
「美味しい」と思えたら、

きっと、気が合う同士、
もっと親しくなれる
可能性が高いと言えます。

 

 

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