来客対応ご案内の正しいマナーと好印象を与える敬語

      2018/03/25

 

 

お客様を社内の応接室や
会議室にご案内するとき
何も考えずにやっていませんか?

 

 

お客様をご案内するとき

 

 

上司からお客様が
お見えになるので、

応接室にお通しするように
と頼まれた場合、

 

お客様をご案内するときには
さまざまな気配りが必要です。

 

会議室や応接室などに
移動する際には

まずお客様に行き先を告げ、
お客様の少し前を歩きます。

 

自分は壁際を歩き、
お客様には廊下の真ん中を
歩いていただくようにします。

 

自分にとっては
歩きなれた社内でも
お客様にとっては
不慣れな場所かもしれません。

 

あくまでお客様の歩調に
合わせるように
何度か振り返りながら、

 

「こちらでございます」や、
「本日はお暑い中、ようこそ
お越しくださいました」

 

雨の日ならば、
「お足元の悪い中、お越しいただき
恐れ入ります」
などの声をかけましょう。

 

 

エレベーターの乗り降りマナー



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エレベーターを利用する際には
ドアを押さえて
お客様を先にご案内し、
自分は後から操作盤の前に立ちます。

 

このときも無言でボタンを押さず
「○○階にご案内いたします」
と声をかけ、

到着したらドアを押さえ
お客様に先に降りていただきましょう。

 

 

敬語もお客様の立場で考えると

 

 

応接室までご案内したら
部屋の中の上司に声をかけますが、

そのとき、次のうち
どの言い方が適当でしょうか?

 

「失礼します。○○様をお連れいたしました」
「失礼します。○○様をご案内しました」
「失礼します。○○様がお見えになりました」
「失礼します。○○様がお越しになりました」

 

どれも敬語の面からは
問題ありませんが
お客様の立場で考えてみると・・・

 

「○○様をお連れしました」
という言い方の「連れる」は、

 

「犬を連れて歩く」
「子供を連れて歩く」のように
同行者として従える、
という意味を持っているため、

 

いくら「お連れする」という
尊敬語に直したところで
お客様より従業員の方が
立場が上という感じが残ります。

 

また「連れる」を
受け身の言い方に直すと
「連れてこられる」となりますから、

お客様としては
連行されてきたようで、
いい印象ではないでしょう。

 

この場合は「お連れしました」
以外の言い方が適切です。

 

 

社内でお客様を
ご案内している場合、

あなたの態度が
会社全体の評価に
つながってしまうこともあります。

 

きちんとした敬語や態度で
おもてなしの心を発揮しましょう。

 

 

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