敬語や丁寧語を正しく使ってちょっと差がつく新入社員になるには
2018/03/25
年齢を重ねて
敬語や丁寧語が
適切に使えないのは
とても残念です。
そうならないうちに
新入社員のうちに
正しく使いこなせるように
なっておきましょう。
よい言動は回り回って
すべてが自分に返ってきます。
敬語や丁寧語を
上手に使いたいものです。
えっ?それ、敬語ですか?
いくつか間違いやすい
敬語の例をみてみましょう。
× 上司に申しておきます。
「申す」は「言う」の謙譲語
なので間違いです。
この場合は、
「上司に申し伝えます」と
言わなければなりません。
× 弊社に参られたご用件は
何だったのですか?
「参る」は「行く・来る」の
謙譲語なので、相手の行為に
使うのは不適切です。
「弊社に来られたご用件は
何だったのですか?」が正解です。
ちなみに
「弊社」は自分の属する会社の
謙称(へりくだった言い方)です。
反対の意味の尊称は
「御社」「貴社」です。
× 来ていただいてありがとうございます。
「お越しくださり
ありがとうございます」
「お運び頂き
ありがとうございます」が正解です。
× 係りの者から頂いてください。
「頂く」は「もらう」の
謙譲語です。相手の行為に
使うのは失礼になります。
正しくは
「お受け取りになってください」
× ゴルフをおやりになるんですね。
「する」の敬語は「なさる」ですから
「ゴルフをなさるのですね」が
正しいのです。
× これから会社に戻られますか?
「戻られる」は敬語として不完全で、
「お戻りなりますか?」が正解です。
× とんでもございません。
「とんでもない」はひとつの形容詞なので
「ない」を切り離して丁寧に言うのは
誤用になります。
「滅相もない」
「情けない」なども同様です。
丁寧に言うなら
「とんでもないことでございます」
が正しい言い方です。
× どうかいたしましたか?
「する」の敬語表現の「致す」は、
自分の行為として
「失礼いたしました」
「ご迷惑をお掛けいたしました」
と使えても、
相手の行為や状態には使えません。
「どうかなさいましたか?」
「どうかされましたか?」が正解です。
× おっしゃられる・お話になられる。
「おっしゃる」の敬語に
助動詞「れる」が付き、
敬語の重複になっています。
また「話す」の敬語「お話になる」に
「れる」が付いて
こちらも重複です。
いずれも敬語の過剰表現で
適切ではなくなるのです。
× 社長がお見えになられました。
「来る」の敬語として
「見える」「お見えになる」は
正しいですが,
「お見えになられる」は
二重敬語になるので間違いです。
「お見えになりました」
「いらっしゃいました」
「お越ししになりました
「おいでになりました」などが
正しい言い方です。
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※お客様の正しいご案内の
社内でのご案内の様子・・・
正しい敬語表現を身につけて
ワンランク上の
美しさを目指しましょう。
覚えておきたい尊敬語・謙譲語