良質な睡眠を得てベストパフォーマンスを発揮するには
2018/03/25
朝起きるのがつらい、
頭がボーッとして
仕事がはかどらない・・・
それはズバリ「睡眠不足」
の影響かもしれません。
良質な睡眠がとれていないと
仕事のパフォーマンスが
下がるだけでなく、
健康を害する原因にもなります。
眠りのメカニズム
人の眠りは、
脳は活動して体が眠っている
状態である『レム睡眠』と
脳も体も眠っている状態の
『ノンレム睡眠』を繰り返しています。
このセットが繰り返す周期は
約90分程度で、
一晩の眠りで4~5回繰り返します。
そもそも睡眠とは、
脳と体の休息が目的ですが、
十分な睡眠をとっているのに
翌朝、ダルさが残ってしまうのは
睡眠の質の低下が考えられます。
そしてその原因は、心理的な不安、
仕事や人間関係などに
悩みを抱えていて
その不安が残ったまま就寝すると、
睡眠の質が下がってしまうのです。
あのゴールデンタイムはウソだった!
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成長ホルモンの分泌による
肌の新陳代謝がもっとも活発に
行われる時間は
夜10時~深夜2時の間で
これを睡眠のゴールデンタイムと
考えられていましたが、
この情報は正しくありません。
もっとも深いレム睡眠が訪れるのは、
眠りはじめの90分。
成長ホルモンの分泌量は、
この最初のレム睡眠時に多くなる
ということがわかっています。
つまり、就寝するのが
何時であろうとも、
眠りはじめの約90分間に、
ぐっすりと眠れるかどうかが
とても大切になるということなのです。
ただ、成長ホルモンの分泌量は
睡眠の良し悪しによっても
大きく左右されるため、
たとえ十分な睡眠時間を
とっていたとしても、
深い眠りの状態が短いと
分泌量も少なくなってしまいます。
より効率よく成長ホルモンを
分泌させるためには
深い眠りにつきやすい時間帯に眠る
ということが大切になってきます。
そのためゴールデンタイムも
ウソではない、
とも言えるのです。
睡眠不足ならないために
生物はみな、
『サーカディアンリズム』と呼ばれる
1日のリズムを持っています。
これは24.8時間周期で
変動する生理現象ですが、
人間の24時間のリズムより
少し長くなります。
そのため、夜更かしをすると
このリズムがどんどん後ろに
崩れていってしまいます。
これをリセットするのに有効なのが
朝日を浴びることです。
毎朝朝日を浴びるようにすれば
体内のリズムが自然と整い、
睡眠の質も上がるのです。
アルコールやカフェインの
過剰摂取では、
興奮作用と抑制作用が
順番に起こり、
抑制で眠ったところに
再び興奮が現れ、
目が覚めてしまいます。
ただ、カフェインを摂ってから
20分くらいの昼寝をすると、
目覚めがスッキリして
集中力などのリセットになります。
眠る直前に
パソコンやスマートフォンの
使用も脳を刺激するので
よくありません。
快適に就寝できるように
リラックスできる香りに
包まれるのもオススメです。
また、抱き枕などを抱いて
安心感を得ることも効果的です。
ベストパフォーマンスを
発揮するために
必要不可欠な睡眠は
生活習慣の改善で質を
上げることができます。
どうぞ、よい眠りを・・・