【ひと声で変わる!子どもを伸ばすお片づけ】辰巳渚流お片づけできる子に変えるには

   

 

 

子どもは、もともとお片づけが苦手なもの。
おもちゃは喜んで出すけれど、
しまわない・・・

 

これ、普通です。

「片づけなさい!」と
親が口を出さなくても、

自分から片づけられる子どもに
育てるには、
どうすればいいのでしょう・・・

 

 

 

ひと声で変わる!子どもを伸ばすお片づけ

 

『「捨てる!」技術』で知られる
故・辰巳渚さんが手掛けた

「子どもを伸ばす」シリーズ
お片づけ本を実践用に発展させた
『ひと声で変わる!子どもを伸ばすお片づけ』が、
2018年12月15日に発売。

 

片づけ界の元祖カリスマ辰巳さんによる、
子どもが自らお片づけできるように
なるための
「親から子への片づけ声かけ実例集」
となっています。

 

辰巳さんは、
子どもの力を伸ばすには、
親からの「声掛け・働きかけ」が
何より大切、と常々伝えられていました。

 

本書は、2004年に刊行した
『子どもを伸ばすお片づけ』(岩崎書店)の
内容を再編集。

 

辰巳流お片づけ術のエッセンスを、
子育て中のママやパパが読みやすいよう、
片づけのときに子どもに掛ける
シンプルな「ひと声」を50フレーズに集約し、

どうしてそのように声掛けするのがよいか、
辰巳さんのアドバイスとともに
紹介する実践編にリニューアルされています。

 

 



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片づけ力を伸ばす「ひと声」

 

子どもが自らお片づけできるように
なるための、
親から子への片づけ声掛けシーン別
実例集として・・・

 

「使うの?使わないの?」

 

親が古いおもちゃを
捨てようとすると、
今まで見向きもしなかったのに、
「まだ遊ぶ」と泣く・・・

 

これではいつまでも
片づけは進みませんよね。

そこで、しまう前に
「それ使うの?使わないの?」と
考えさせてみましょう。

 

子どもが判断するのが難しい場合は、
「これは小さくなったから、
もう使わないんじゃない?」など、
子どもが納得する理由を
考えてあげるとよいでしょう。

 

 

「片づけないと捨てちゃうよ!」

 

親なら誰でもつい口につく言葉。
しかし、実際に捨てる親は
どれくらいいるでしょうか。

子どもはある意味ずるい生きもので、
親が本気か口だけかを見分けます。

 

ですから、
「捨てると言ったら本当に捨てる」くらい、
強い態度で挑みましょう。

そうできないなら、
むやみに「捨てちゃうよ」なんて
言ってはダメです。

 

 

子どもも親もお片づけが身につく

 

「それ、どこにしまうの?」
「床の上に物は置かない」
「プリントは引き出しへ」など、

子どもに片づけを考えさせ、
習慣づけることを促す言葉。

 

さらに、「片づけなさい」と言う前に
親がやっておくこととして、

■定位置を決める
■適量を決める、
■取り出しやすく・もどしやすくする、

という「お片づけの3大原則」や、

 

「親も子どもと一緒に考えて手を動かすこと」
そして「できるまでしつこく言い続けること」
といった親の心構えが必要です。

 

 

 

お片づけへの意識が変わる・・・

 

実は、当たり前のことばかり。
だけど、大人だって、
わかっちゃいるけど、なかなかできない、
続かないのがお片づけ。

 

子どもにお片づけを促す「ひと声」を
掛け続けるうちに、
子どもは「片づくとなんだかいい気持ち」
ということに気づき、

親も片づけルールを貫くうちに、
片づけが習慣になり、
家族全員のお片づけへの意識が変わります。

 

辰巳さん直伝の「片づけの極意」が
ぎゅっと詰まった、
辰巳流「ひと声」を参考にして、
あなた自身のアレンジを加えて
活用してみてください。

 

 

【作者紹介】

辰巳 渚(たつみ・なぎさ)
お茶の水女子大学教育学部卒。編集者を経て、1993年よりフリーのマーケティングプランナー、ライターとして独立。2000年に刊行した『「捨てる!」技術』(宝島社新書)が130万部のベストセラーになる。2008年より「家事塾」を主宰、セミナーや講演などを行う。『子どもを伸ばすお片づけ』『母の作法』(岩崎書店)など著書多数。2018年6月26日、交通事故で死去。享年52歳。

 

 

 

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