嫌いな人との上手な距離のとり方と仕事を円滑に進め自分を高める方法

      2018/03/25

 

仕事をしていると、
嫌いな、苦手な人とも
一緒に仕事を
しなくてはならない場面が
出てきますよね。

そんなときには、

嫌いな人と
上手に距離をとりながら
仕事を円滑に進めるコツと、

嫌いな人と付き合うことで
自分を高める方法
お伝えします。

 

嫌いな気持ちをコントロール

 

 

私たちは嫌いな人や
嫌いなものには
できるだけ思い出したくないし、
近くにもいたくないと
思うものです。

 

もし、近くにいたら
できるだけ早くそこから逃げ出し、
遠ざかりたいと思うでしょう。

 

そんなふうに思うくらい、
嫌いな人が側にいると
嫌悪感でいっぱいに
なってしまうことでしょう。

 

そのため、
会議などに少し遅れて行ったら
嫌いな人の隣しか
席が空いていなかったとしたら
最悪な気分になることでしょう。

 

ところが、
その相手から少し離れてしまえば
この嫌悪感は急激に薄れます。

普段の会議の席でも
嫌いな人が別の所に座っていれば
気分が悪くなることはないですし、
気にならなかったはずです。

 

このように嫌いという
感情を感じるかどうかということは
相手との距離に強く関係してきます。

嫌いな人が至近距離にいると
嫌悪感は強くなり、

少し離れれば急激に薄れ、
遠く離れてしまえば
まったく感じなくなってしまいます。

 

この原理を知れば
嫌いな人との付き合い方も
わかってきます。

つまり、嫌いな人とは
できるだけ離れることで
嫌悪感をなくすことができるのです。

 

とは言え、
一緒に仕事をしていれば
それも難しい場合もあるでしょう。

しかし、基本は、
距離を置くことだと心得てください。

 

嫌いな人と無理に付き合おうとして
近づいてみても
嫌悪感が生じるだけで
なかなかうまくいきません。

 

無理をしないで距離を置いて付き合う
嫌いな人とはそこから始めましょう。

 

 

必ず自分も嫌われる『嫌悪の報復性』

 

人間の好き・嫌いの感情には、
強いバランス志向があり、

相手と同じ感情状態で、
いようとする傾向が強く働きます。

 

そのため
まったくの反対の感情である、
好意と嫌悪では
バランスがとれないのです。

 

自分を好きになってもらえれば、
自分も相手を好きになり、

自分を嫌っている人に対しては、
自分も同じように嫌う、

ということがバランス上
もっとも適した感情で、

 

この傾向を『好意の返報性』
と言います。

 

この心理法則に基づけば、
人に好かれるためには、

まず自分が相手を
好きになるようになることが
必要になってきます。

 

しかし残念ながら、
特に男女間のような
一対一の場合は、

好意を発したからといって、
思い通りの好意が
返ってこないこともあるのです。

 

ところが、
嫌悪の方ははっきりしています。

 

嫌われることは
プライドを傷つけられるなど、
他のマイナス感情も生じますので、

嫌悪に対しては
ほとんど必ずと言っていいほど、
嫌悪が返ってきます。

これが『嫌悪の報復性』です。

 

相手に嫌われないためには、
イヤなやつだと思っても、

その気持ちをひとまず
心の内にしまって、
付き合うことが大切です。

 

また、ちょっとした
相手のしぐさや言葉で、
自分を嫌っているのではないかと
早合点はしないことです。

 

特に自尊心が傷つきやすい人は、
相手に嫌われることに
非常に過敏ですが、

それは決してよい結果を生みません。

とにかく、最初に嫌わない、
嫌われていると思わないことが
大切なのです。

 

 

嫌いな人と付き合う方法



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誰でも嫌いな人とは、
付き合いたくないものですが、

 

好意を持つように
考え直すことができれば、
意外と付き合うことができます。

 

そのためには
どうやってやり取りし、交渉し、
取引きをしていくかを
考えるのです。

 

嫌いな人とはどうしても
最初から対立してしまい、

どちらかが勝つか負けるか
ということに、
フォーカスされてしまいます。

 

そこが嫌いな人と
一緒に仕事をすると、
うまくいかなくなる
最大の原因でもあるのです。

 

そこで視点を「対立」から、
『目標』に変えてみましょう。

 

そういうときには
仕事の方に注目して、
その仕事をどうやったらよいか、

という『問題解決状況』
にしていくのです。

 

まず最初にそれぞれが、
何を目標とし、何をやりたいのか、
ひとつずつ挙げていきます。

次に二人で挙げたリストの中から
共通する目標を見つけ、
それを二人の目標にするのです。

 

目標が決まれば、
目標達成までのアプローチや
道具立て、方法を考えます。

こうすることで対立状況が、
共通の目標、
問題解決状況になります。

 

そして、人は目標志向行動を
していると、多少相手が
嫌な相手とでも、結構気分よく
やっていけるものです。

つまり、状況認知の変容が
対立解消のためには
重要なのです。

 

 

嫌いな人と、それでも付き合った方がいいワケ

 

 

嫌いな人とは距離を持って
接するのが一番なのですが、

避けてばかりいないで
時々は付き合ってみるという
歩み寄りも

あなたにプラスの刺激を
与えてくれるようになります。

 

確かに嫌いな人と
一緒にいるのは疲れますが、

そんなふうに疲れるのは、
『精神が緊張』している証拠なのです。

 

実は、その緊張こそが
『心的活動』を活性化させるのです。

 

いつも気心の知れた仲間と、
いつものお店でちょっと一杯、
というのは楽しいですよね。

しかしそればかりでは、
ぬるま湯につかっているようなもので、
気分はいいのですが、

そのまま入っていると、
だんだんふやけてきます。

 

人はバランスを求めて
行動しますが、

ときには
バランスを崩すような行動、
『刺激』も必要なのです。

インバランスな刺激は
『緊張』をもたらします。

 

すると、意識も生理も
『覚醒』させられます。

覚醒した意識からは
警戒信号が生まれ、

それが全身を駆け巡り、
『戦う姿勢』が生まれるのです。

 

なぜ戦う姿勢が生まれるのが
いいかと言うと、

スポーツで、相手と勝負することを
想像してみてください。

 

対戦はしていますが、
これは相手のことを「嫌い」
というわけではありません。

ただ戦いに集中することで
双方が緊張し、ゆえに充実し、
『自分の力を充分に発揮』
できるのです。

 

人間関係についても
同じことが言えるのです。

嫌いな人を前にすると、
心が引き締まり、
戦いの気持ちが強くなります。

 

相手に負けたくない、
負けられないという気持ちから

気力が充実し、
『自分を向上』させようとします。

 

それに、嫌いな人と仕事をすると
甘えが許されませんから、
自ら学び、努力しようとします。

嫌いな人とも付き合う、
これも人生において
大切なことなのです

 

あなたも今、
頭に浮かんでいるあの人と、
明日は一緒に仕事をしてみませんか?

 

そうしたら
「好きになってしまった!」
ということも
起きるかもしれません。

それは、それで、
ステキなことだと思いますよ。

 

 

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